熊本市の上の裏通りは、趣のあるまちづくりがなされた飲食店街です。古き良き町並みを壊さないように配慮した「ブラックファミマ」があることからも、雰囲気を大事にしていることが伺えます。
というわけで上の裏通りは、中心街ではあるもののネオンのような派手な灯りはありません。飲食店街としても暗い通りだと思います。
その通りの外れではありますが、薄暗い中に、下の写真のように怪しく光る物体が…。

近づいてみると、店の看板でした。
最初は、やけに明るいペンキだなぁと思ったら上から照射していることに気づきました。帰って調べてみると、「LEDスポットサイン」というものでした。ずいぶん前から存在するようですが、見たのは初めて。
なるほどなぁ、夜だけやっている店なら有りですね。天下の王道に広告を映し出すなんて、いろんな方法があるものだと感心しました。
前に言ったように、あまり目立つ袖看板などはつけられないので、こんな手を打ったのでしょう。色も綺麗に映し出されているので、いろんな飲食店で設置されるとカラフルで楽しい通りになりそうです。
昼間は使えないし、地面に映されているので遠くから見えないなど万能ではありませんが、暗い通りだったり、ほぼ歩行者のみなどの条件下では活かされるツールです。LEDの光がこんなに鮮やかで明るいとは驚きです。道路にプロジェクトマッピングってことも考えられるし、看板以外にも用途がありそうな気がします。例えば、昨年の熊本地震。余震も、本震も夜でした。避難所に備えられていれば、空のヘリにメッセージが送れたかもしれませんね。



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